be a lawyer

【合格体験記】 T.Aさん(令和7年司法試験合格)

2025年12月4日

合格体験記





1 経歴

私立大法科大学院修了


令和6年司法試験合格(3回目)

2 受講プラン

個別指導スタンダードプラン



3 be a lawyerがリベンジ合格に役立った理由

私は今年、司法試験に三度目の挑戦で合格しました。この結果に辿り着くまでには、多くの迷いや試行錯誤がありましたが、その中で大きな支えとなったのが、be a lawyerの個別指導でした。

受講を決めたのは、二度目の受験に不合格となった後です。自分の成績は合格ラインから大きく離れていたわけではありませんでしたが、次に明確に勝てる手応えもなかったため、自力の勉強だけでは限界があると感じ始めていました。教材研究や過去問分析、論証集のブラッシュアップなど、自分なりに工夫し努力していたものの、答案の質が安定せず、点数にも再現性がありませんでした。努力量と結果が比例しない状態が続き、次の受験に向けて何を改善すべきなのかすら掴めず、立ち止まる時間が増えていきました。

特に私は、公法系科目のみ極端に得点が伸びず、それが全体の合否に影響していました。自分でも弱点であることは理解していましたが、答案のどこに問題があるのか、どのように書き換えていけば合格水準に達するのかを自力で分析することは困難でした。教材に載っている模範答案と自分の答案の違いは理解できても、それが実戦の採点基準とどの程度結びついているのかが曖昧で、改善の方向性を掴めない状態でした。

そうした状況で個別指導型の学習環境を探し始めたことが、be a lawyerを知るきっかけでした。複数の予備校や指導サービスを比較したところ、be a lawyerは単なる添削サービスではなく、思考方法から答案作成のプロセスまで体系的に修正していく点に魅力を感じました。また、使用教材が司法試験の過去問であること、添削数が多く、実際に手を動かしながら答案作成スキルを磨けること、自分が扱う科目や年度を選べる柔軟性があることは、複数回受験生として求めていた環境と完全に一致していました。

私はすでに教材学習や知識整理を一通り終えていたため、これ以上インプット中心の学習に時間を割く余裕はありませんでした。その意味で、実践形式に特化し、答案という形で自分の理解度を検証できるbe a lawyerの仕組みは、自分の状況に非常に合っていたと思います。

受講開始後、最初に行ったのは、これまでの成績表と答案を踏まえた敗因分析でした。自分では気づいていなかった思考の癖や答案の構造上の弱点を、客観的な視点で整理してもらったことは、学習法を根本から見直す上で大きな転機となりました。特に公法系科目については、論点の拾い方、法令と判例の使い方、答案構成の優先順位の判断など、根本部分に課題があることが明確になりました。

また、be a lawyerが作成している「過去問ランク表」を活用し、重要度が高く、頻出論点の含まれる年度から優先的に取り組むことで、学習効率を高めることができました。闇雲に過去問を解くのではなく、出題傾向の流れや制度改正との関係性を踏まえながら進められる点は、複数回受験生にとって精神的にも負担が軽く、迷いのない学習につながりました。

指導において印象的だったのは、添削内容が非常に具体的だったことです。抽象的な評価ではなく、答案のどこを修正し、何を削り、どの順番で書き、どの程度の厚みで論じるべきかが明確に示されました。ただ模範答案を提示されるのではなく、「なぜその書き方に到達できなかったのか」という思考過程から修正してもらえたことで、表面的な文章や論証を真似る学習ではなく、根本から書き方と考え方を作り直すことができました。

さらに、担当講師は単に添削するだけでなく、最新の判例動向や改正論点、出題予想についても触れながら指導してくれました。複数回受験生として学習範囲が広がりすぎないよう、優先順位を明示していただけたことは、大きな安心材料でした。

月8通の答案を書くというペース設定も効果的でした。複数回受験生にありがちな、完全な答案を書く力をつけるまでは書き出せないという思考を取り払い、答案を書くことを日常化させる効果がありました。起案し、添削を受け、その内容を踏まえて答案を再構築するというリズムが自然にでき、徐々に答案構成のスピードと精度が上がっていくのを実感できました。

また、自分に合う講師の方と学習を進めることができました。答案の技術的な修正にとどまらず、複数回受験生特有の不安や焦りといった精神面にも寄り添っていただけたことは、継続の大きな支えとなりました。学習が停滞した時期にも、背中を押す言葉をいただけたことは、今でも感謝しています。

司法試験の過去問が最良の教材であることも、改めて痛感しました。論証を知っていることと、それを採点者目線で適切な形式に落とし込めることには大きな差があります。その差を埋めるためには、実際に書き、修正し、検証するという工程が不可欠です。be a lawyerでは、この工程が仕組みとして成立していたため、学習が迷走することなく、安定して積み重ねることができました。

日程調整が柔軟であった点も、受験生活において大きな利点でした。思うように進まない時期があっても、調整しながら継続できる環境が整っていたことで、途中で立て直せる余地があり、その安心感は大きな支えとなりました。

私の経験から、be a lawyerは特に次のような方に勧めたいと感じています。複数回受験生で、自分の学習方法に不安がある方。答案を書こうとしても手が止まってしまう方。弱点の分析や改善の方向性が掴めず、学習に迷いが生じている方。これらに当てはまる方にとって、この個別指導は確実に価値のある選択肢になるはずです。

三度目の挑戦で合格を得た今振り返ると、もっと早く正しい学習法に切り替えていればという思いはあります。しかし、迷いながらも工夫し続けた過程があったからこそ、最後に合格まで辿り着けたとも感じています。努力は正しい方向に向いたとき、必ず結果につながる。その確信を得られたことが、私にとって最も大きな学びでした。

最後になりますが、この場を借りて支えてくださった講師の皆様に心より感謝申し上げます。長い受験生活の中で、私が最後まで歩み続けることができたのは、適切な指導と伴走があったからこそです。本当にありがとうございました。

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